代表メッセージ

4年半ほどの個人事業FillGrooveでの活動を経て、2022年1月にRARE TEKT株式会社を設立いたしました。たくさんの方々にご協力いただき、大変感謝しております。これからも、質の高いサービスを提供できるようにまい進いたします。

設立について

1990年代半ば以降のデジタル技術の革新によって、さまざまなサービスを利用して生活することが日常になりました。IoTやスマートフォン、インターネットにつながっているということが特別なことではなく、それこそ日常であり普遍的となりました。加えて、AIの発達など新領域での経済活動、まだまだ飛躍的に広がっていくサービスの多様性は、われわれの生活とどのように関係してくるのか決められた未来はありません。

一方、企業側は常に革新的なサービスや情報伝達に取り組みますが、テクノロジーを利用するほどに新たな仕様や複雑な組織が必要です。日進月歩のテクノロジーを追うことがコストだと判断されてしまうこともあります。ジェネレーションの壁による組織断裂もあります。バリューチェーンの外への意識が薄くなることで、サービス利用者との距離ができてしまい、本質的にわれわれの生活が豊かになる製品やサービスをつくることが難しくなってきていると感じています。

このような状況の中で、生活者としてのわれわれと、サービス提供側としてのわれわれをつなげて、持続的な発展が可能な状況を作るということが、今最も価値があり取り組むべき社会的な課題であると考えています。特に組織が大きくテクノロジーが複雑になるほどに、重要な取り組みであると感じています。

生活者(ユーザー)の声に真摯(しんし)に耳を傾けつつ、利用者や関係者にとってよりよい製品やサービスとなるように設計する、この活動を組織的に行うためにRARE TEKT(レアテクト)という会社を作りました。

設計にこだわる

ものごとを組み立てて計画して再現することは、当たり前のようで難しい取り組みです。客観的に見ればシンプルな構造であっても、コンセプトやサービス、マーケティングに開発、チームビルディングなど各セクションとフェーズが一貫した判断基準を持つことは、プロジェクトや組織が大きくなるにしたがって難しくなります。

製品やサービスがあるところには必ず利用者がいます。事業のグロースやビジネスの成功は、この利用者が賛同して集まることにあります。短期的な顧客獲得のみに焦点をおいたマーケティング戦略だけでは、長期的な事業成長が難しくなってくることもあります。

RARE TEKTが考える設計の方針は、真摯(しんし)に製品やサービス利用者の声を聴き、利用者にとっての「よい体験」を関係者間で共有・共感するプロセスにこそあります。製品やサービス利用者の体験を中心にすることで、一本の筋を通した事業やプロジェクトにすることを目標とします。

真に目指す姿は、成功する設計を提供することです。すなわち、支援する事業のグロースのみならず、プロジェクトに関わる関係者全員が、明確な指針を持ち、良いコミュニケーションが生まれ、モチベーションと満足感があがることです。

全力で御社ビジネスの支援をさせていただきます。

RARE TEKT株式会社
上野 裕樹