カテゴリページはSEOの“ボトルネック”になりやすい?改善ポイントまとめ

2026年 1月16日

カテゴリページは、サイトの回遊と内部リンクの集約点になりやすい一方で、検索評価が伸びないまま放置されがちです。結論として、カテゴリページは設計次第でサイト全体の検索流入を押し上げる「起点」にも、評価を止める「ボトルネック」にもなります。改善の要点は、検索意図の定義、固有コンテンツ、内部リンク設計、クロール可能性、一覧のUXの五つを同時に整えることです。

カテゴリページがボトルネック化する典型パターン

カテゴリページが弱いサイトには共通点があります。テンプレートの一覧だけで価値が伝わらず、検索エンジンにもユーザーにも「何のためのページか」が不明確になっています。BtoBでも同じで、製品カテゴリ、事例カテゴリ、ナレッジカテゴリなどが、入口として機能しない状態になりやすいです。

  • ページ目的が曖昧で、比較検討なのか情報収集なのかが混在している
  • カテゴリ固有の説明がなく、一覧表示だけで差別化できていない
  • 内部リンクが設計されず、重要な下層ページへ評価が渡らない
  • 絞り込みや並び替えが使いにくく、回遊が起きず離脱が増える
  • フィルタやソートでURLが増殖し、重複やクロール浪費が起きる

改善ポイント1:検索意図を固定し、カテゴリの役割を決める

カテゴリページは、狙う検索意図を先に決めないと設計が破綻します。多くのカテゴリはミドルワード寄りの比較検討意図と相性がよく、詳細ページや記事ページと役割分担することで評価が安定します。

  • カテゴリが受け止める意図を一つに寄せる。例として比較検討、用途別探索、導入条件での絞り込みなど
  • 主要キーワードと、同義語や用途語を整理し、カテゴリとサブカテゴリに配分する
  • 下層ページに任せる情報と、カテゴリで提示すべき判断材料を切り分ける
  • カテゴリ名は社内用語よりも市場用語に寄せ、検索語との一致を優先する

改善ポイント2:固有コンテンツで価値を明文化し、薄さを脱却する

カテゴリページが一覧だけだと、検索エンジンは「固有の情報」を捉えにくく、ユーザーは比較の軸を得られません。カテゴリ固有の文脈を加えることで、評価と行動の両方が改善します。重要なのは情報量ではなく、意思決定に必要な要素が揃っていることです。

  • 冒頭にカテゴリの定義と対象範囲を短く置き、迷いを減らす
  • 選び方の軸を提示する。例として用途、規模、価格帯、要件、導入条件など
  • BtoBなら導入条件、必要資料、比較観点、よくある失敗を整理する
  • 一覧の上か下に、代表的なサブカテゴリや人気の切り口を案内する

改善ポイント3:内部リンクを設計し、重要ページへ評価を流す

カテゴリページは内部リンク戦略の中心です。検索エンジンはリンクをたどってページを発見し、アンカーテキストや構造から重要度を推定します。カテゴリから下層へ自然に誘導できる設計は、クロール効率と評価伝播の両方に効きます。

  • カテゴリから主要な下層ページへ、意味のあるリンクテキストで誘導する
  • 孤立ページを作らない。下層ページに到達する導線をカテゴリに集約する
  • パンくずで階層を示し、カテゴリが構造の中核であることを伝える
  • トップやハブからカテゴリへの導線を強化し、評価を集めやすくする

改善ポイント4:クロール可能性と重複制御で、評価の迷子を防ぐ

カテゴリはフィルタやソートを持つことが多く、URLの増殖と重複が発生しやすい領域です。検索エンジンが正しくクロールできるリンクの形を守りつつ、評価を集約するルールを決める必要があります。

  • リンクは基本的にアンカータグとURLで成立させ、クロール可能な形にする
  • フィルタやソートで増えるURLは、インデックス方針を決めて制御する
  • 正規化の方針を決め、評価を集める代表URLを固定する
  • カテゴリの一覧はページ分割が発生するため、一覧の設計と回遊導線をセットで見直す

改善ポイント5:一覧UXを改善し、回遊と比較の成功率を上げる

カテゴリページの成果は、検索順位だけでは決まりません。回遊と比較が成立しないと、直帰や離脱が増え、結果として成果が止まります。BtoBでは特に、比較の根拠を提示できるかどうかが重要です。

  • 絞り込みは利用頻度の高い条件を優先し、選択肢の過剰を避ける
  • カードや一覧の情報粒度を揃え、比較が一目でできる状態にする
  • モバイルでも操作しやすいUIにし、フィルタの開閉や適用が迷わないようにする
  • カテゴリ内で次に読むべきページを提示し、回遊の終点を作らない

まとめ(実務アクション)

カテゴリページは、サイト構造の中心でありながら改善が後回しになりやすい領域です。改善の実務は、狙う検索意図の固定、固有コンテンツの追加、内部リンク設計、URL増殖の制御、一覧UXの強化を同時に進めることが最短ルートです。まずは流入の多いカテゴリと、CVに近いカテゴリを優先し、テンプレの見直しを一括で行うと効果が出やすくなります。RARE TEKTでは、カテゴリ単位での役割定義と、内部リンク設計を含むIA観点のSEO改善をセットで行い、全体最適としての成果につなげます。

参考リンク

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