サイト構造が検索評価に影響する?IA(情報設計)とSEOの深い関係
2026年 1月14日
「記事は増えているのに順位が伸びない」「内部施策もやったのに評価が頭打ち」。この症状の根っこは、記事単体ではなくサイト構造(情報の整理の仕方)にあることが多いです。結論は明確で、IA(情報設計)はSEOの土台です。構造が崩れているサイトは、良いコンテンツを書いても検索エンジンに“意味のまとまり”として理解されにくく、評価の上限が先に来ます。
なぜサイト構造が検索評価に直結するのか
検索エンジンは、ページの内容だけでなく「サイト内でそのページがどう位置づけられ、どうつながっているか」を見て理解を進めます。特に内部リンクと階層は、発見・巡回・理解の3点で影響します。
- 発見:リンクをたどって新しいページを見つけるため、構造が悪いと重要ページが見つかりにくい
- 巡回:深すぎる階層や迷路導線は巡回効率を落とし、重要ページの探索が後回しになりやすい
- 理解:関連ページ同士のつながり(文脈)が弱いと、テーマの専門性・網羅性が伝わりにくい
IAが弱いサイトに共通するSEO上の問題
SEOが伸びないサイトで頻出するのは、テクニカル不足よりも「情報の置き方」の問題です。具体的には、次の崩れ方をします。
- カテゴリ名が抽象的で、検索テーマと一致しない(何の情報群か検索エンジンにもユーザーにも曖昧)
- 1ページに複数テーマが混在し、検索意図が分散する(評価が集中しない)
- 関連記事が論理的に内部リンクで結ばれていない(同一テーマの集合に見えない)
- 重要ページが構造上深い位置にあり、リンクの集約が起きない(“重要度”が伝わりにくい)
SEOに強いIA設計の基本原則
IAはメニューの見た目ではなく「意味の設計」です。SEO視点で効く原則は、次の4つに集約できます。
- 検索意図で分類する:ユーザーの目的(比較・選定・導入検討・仕様確認など)で情報群を分け、カテゴリに落とす
- 上位概念から下位概念へ:サービス全体→用途→機能→仕様のように、自然に深くなる階層を作る
- ハブページを作る:テーマごとに入口となるページを置き、関連コンテンツへの内部リンクを集約する
- 1URL1主題を徹底する:主題がぶれるページを減らし、評価が一点に集まる構造にする
IA改善がもたらすSEO以外の効果
IAはSEOのためだけの作業ではありません。BtoBでは、検討プロセスの“迷い”を減らせるため、成果に直結します。
- 必要情報への到達が早くなり、検討が前に進む(比較・稟議・社内共有がしやすくなる)
- 理解の順序が整い、問い合わせの質が上がる(要件が整理された状態で相談が来る)
- コンテンツを増やしても崩れにくくなり、長期的に検索評価が安定する
まとめ(実務アクション)
順位が伸びないときに、記事リライトやタイトル調整を先にやると、構造の歪みを温存したまま手を動かすことになります。まず「カテゴリ設計」「階層の深さ」「ハブページの有無」「内部リンクの論理」を点検し、検索意図単位で情報群を再整理してください。IAを整えると、既存コンテンツの評価が“まとまり”として上がり、個別施策の効きも強くなります。IAはSEOとUXの共通基盤です。
参考リンク
- Google Search Central: Link best practices for Google
- Google Search Central Blog: Importance of link architecture
- Nielsen Norman Group: Information Architecture: Study Guide
- Nielsen Norman Group: Information Architecture vs. Sitemaps
- Moz: Internal Links SEO Best Practices
- Moz: Website Architecture and Internal Links