サイトリニューアルでSEOが落ちる?やってはいけないNG対応集
2025年10月 3日
「デザインを一新したら、検索順位が大きく下がった…」
サイトリニューアル後にこうした声を聞くことは少なくありません。
実はリニューアルはSEOに大きな影響を与えるイベントで、やり方を間違えると流入を失う原因になります。
本記事ではサイトリニューアルでやってはいけないNG対応を整理し、回避のポイントを解説します。
1. URL変更とリダイレクトの不備
リニューアルでよくあるのがURLの変更やリダイレクト設定の不備です。
旧URLから新URLへ適切に301リダイレクトを行わなければ、検索エンジンは新ページを正しく評価できません。
また302(一時リダイレクト)やリダイレクトチェーンの誤設定も評価損失の原因になります。
回避策: 移行前にURL一覧を作成し、必ず301リダイレクトを設定しましょう。
2. コンテンツ資産を一気に削除する
デザイン刷新の際に「古い記事だから不要」とまとめて削除するのは危険です。
過去の記事が意外に検索流入を支えていることも多く、削除すればそのままアクセスを失います。
回避策: 削除前にアクセス解析で流入状況を確認。不要な場合も、関連ページへのリダイレクトを設定するのが安全です。
3. 内部リンクやサイト構造を壊す
ナビゲーションやカテゴリ構造を大幅に変更すると、内部リンクが切れたり評価が分散するケースがあります。
特に「重要ページが孤立する」「関連性のあるページ同士がつながらない」ことはSEOにマイナスです。
回避策: 旧サイトの構造を参考にしつつ、新構造でも重要ページが確実に内部リンクで結ばれるように設計しましょう。
4. メタ情報をリセットしてしまう
リニューアルでCMSを入れ替えた際に、titleやdescriptionが空欄になってしまうことがあります。
このだけでもクリック率や順位に影響するため要注意です。
回避策: 移行前にmeta情報をエクスポートし、新サイトに反映させましょう。
5. 計測やSearch Consoleを未設定のまま放置
新サイトでGA4やSearch Consoleの設定を忘れるケースもあります。
これでは問題が起きても気づけません。
回避策: 公開直後に必ずGA4タグが動作しているか確認し、Search Consoleでインデックス状況をモニタリングしましょう。
6. テスト環境がインデックスされてしまう
公開前のステージング環境がインデックスされ、本番と重複してしまう事例もあります。
重複コンテンツはSEO評価を大きく下げます。
回避策: テスト環境には必ずnoindexやパスワード制限をかけて公開を防ぎましょう。
7. モバイル対応や表示速度を軽視する
デザインは新しくなっても、モバイル最適化やPageSpeed対策を怠ると順位は下がります。
現在のGoogleはモバイルファーストインデックスを採用しており、スマホ対応や速度は必須条件です。
回避策: リニューアル時に必ずモバイル表示や速度計測を行い、改善を反映させましょう。
まとめ
サイトリニューアルはSEOにとって大きなリスクでもあります。
やってはいけないNG対応は次の7つです:
- URL変更とリダイレクトの不備
- コンテンツ資産を一気に削除する
- 内部リンクやサイト構造を壊す
- メタ情報をリセットする
- 計測やSearch Consoleを未設定のまま放置
- テスト環境がインデックスされる
- モバイル対応や速度を軽視する
リニューアルでは「デザイン刷新」だけでなくSEO資産を守る視点が欠かせません。
移行前に必ずチェックリストを作成し、公開後もSearch Consoleでエラーやインデックス状況を確認し続けることが、順位低下を防ぐ最善策です。